実は先週の8月8日に観てきてました、劇場版ウルトラマンタイガ。
ウルトラマンタイガのラスト……ということで、遂にその結末を見届けることができた。
いやーね。1話でニュージェネ達が突然出てきて、タロウも登場。ダイナマイトでトレギアと対決。
そして、その後の展開でタイガの物語の根幹に関わってくるのかと思いきや結局何も音沙汰ないまま本編終了……….。
そのまま映画まで待たされたわけなんで、ニュージェネたちがどうなるのか、トレギアがどうなるのか、そしてタロウがどうなるのか。
これらについてずっと待ってなきゃいけない状況だったわけなんです……!
結果としては、それらの要素は無事回収し終えたかなと。
ニュージェネたちが全員揃って、トレギアと戦って、無事なんとか……。
そして、トライスクワッドとヒロユキの行く末もしっかり描かれます。
ずっとあのままってわけにもいかないわけでね。
・・・というわけで、全体的には期待して良いかと思います。
ただ、「やることは全部やった」という映画ではあるけれど、イマイチ「この映画特有の個性、魅力」が薄いのもまた然り……。
「ニュージェネレーション集合!」といういわばニュージェネレーション版「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」なのですが、逆に言うとメビウス&兄弟もヒーロー集合が目玉なわけで。
しかもそのニュージェネレーションヒーロー達もぶっちゃけ無個性に近いのよね……。
エックスの声問題といい、ぶっちゃけ登場ウルトラマンはニュージェネじゃなくても問題はありませぬ。
あと「変身能力を失った」というのもどうにも分からん。
ニュージェネ達は全員変身システムが違うわけでな。
例えばメビウス&ウルトラ兄弟のウルトラ兄弟がUキラーを封印した「ファイナルクロスシールド」は、全員ウルトラマンの力を失う、という説明があったから分かりやすかったんですよね。
グリムドを封印して変身できなくなる理由がよく分からなかった。
そもそもオーブとR/BがおなじO-50由来ということ除いてこいつら変身システム異なるしな……。
ロッソとブルだけ「前作」ということもあってか他のヒーロー達より活躍、出番が多め。
これはゴーカイの映画でゴセイジャーが、ジオウの映画でビルドが目立ってたのと同じことよね。
しかし、トレギアとタロウの因縁、トライスクワッドが今後どうなっていくのか、そしてニュージェネレーションの物語のピリオドとして、一つの完結は見せてくれたのではないでしょうか。
ウルトラマンレイガに関してはまんまスーパーウルトラマンタロウで笑った。
ウルトラホーンにエネルギー集中するところまで父親譲りとは。
ただ、レジェンド、メビウスインフィニティー、サーガ等と違って、あまり「絶対的な能力」は見せていないかも。
ただグリムドと交戦して、ただ倒す。映像的な迫力は薄いかも。
やっぱり特筆すべきは「ニュージェネ全員集合」、これに尽きますね。
細かい点にいろいろ言いたいことはあれど、いつの日も「ヒーロー集結」は一種のお祭り。
映画という大スクリーンだからこそ、8人のヒーローが並ぶと映えます。
これだけで他の映画と差別化するには十分すぎる個性、娯楽性と言っていいのかもしれない。
なんだかんだでニュージェネレーションの映画の歴史もここまで来た。全6作。
劇場スペシャルはここではノーカウント。
やっぱり劇場版エックスが一番好き。同じ人多いんじゃなかろうか。
ただ、今回の劇場版タイガもそれに次ぐくらいの面白さは期待していいと思う。
次点がジードか今回のタイガかで迷いどころ。
劇場版エックス>劇場版タイガ≧劇場版ジード>劇場版R/B>劇場版オーブ>劇場版ギンガS
今回の映画、やはり「ニュージェネ集合」「ニュージェネサーガ完結」ということで甘く見ちゃう。
10勇士あんま刺さらんかったなぁ……。ギンガビクトリーはかっこいい。
テレビ版も、しっかりBlu-rayを購入しております。
テレビ版全25話に加えて、特別編1話、メイキング、篠田三郎&井上祐貴対談、ボイスドラマ全24話、ボイスドラマ特別編全2話……という豪華内容。
テレビ版はやはり前半は凄く好きだなぁ……シリアスな雰囲気の中で宇宙人との交流を描いて、タイタスやフーマが仲間になっていく展開。うん、好き。
後半は……うん、まぁ汗
最終回は実は結構好き。
確かに前述のように「タイガ」の中で完結はしなかった……というか映画にやるべきことを投げた形になるんですけど、「トレギアとの決着」はしっかり着けれた方かなと。
ウルトラマンであることを捨てたトレギアに「ウルトラマン」という事実を突きつけるのが最高にいい感じでトレギアに刺さってる。
ただ全体で言うと、「壮大なニュージェネサーガの中の1ピース」という印象を受けますね、本編。
円谷プロの社長が変わった影響か否か、良くも悪くもテレビ本編だけでは十分に物語を楽しむことが出来ませんね。
これはまぁダイナやメビウスも劇場版ありきだったんでこれ自体は良いんですけど、タイガの場合やり過ぎ。
(まさか公式とはいえショーで正史展開をやるなんて……)
THE LIVEでトライスクワッド結成という大事なエピソードをやるのはビビった。
や、確かにボイスドラマやこの舞台版の展開は長すぎるし、これを本編でやれとは言いません。
ただ、断片的に本編で説明入れるだけで全然違うんですよね。
ヒカリサーガやルーブ小説が外伝の良いお手本。
タイガは本編で一言も語らないからな……。
(しかしまぁ円盤のパッケージ、ケースは非常にかっこいいのでこれだけで買う価値はある)
トレギアの動機も本編ではよく分からないので、「変なオッサン」以外の何者でもありません。
しかしやはり超全集は良いですね。
あまり良い意味ではなく、今回の映画が本番だな、と感じますね。
本編、ギャラクシーファイト、そして今までのニュージェネ作品……それらがこの映画に結実するイメージで。
タイガ本編はやはり楽しませてもらいましたし、ニュージェネに対する熱い思いは変わりません。
色々展開方法や本編に言いたいことがある……のもまた事実ではありますが、やはり、映画まで見て、ニュージェネレーションが無事終わったことを喜びたいです。
やはり筆者は「トライスクワッド」が大好きである。
それでは!