9話と10話は見れずにいましたが、11話は視聴する事が出来ました。

9話と10話はもう見ても感想書かない方向なので、とりあえず11話の感想記事を。

・・・・・って、そうこうしてるうちに次週最終回ですわw



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今回の内容はタイトルのまんま。

「アルゴス(生命体の固有名)によるデモクラシー」です。


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絵美子は議員・唐沢貴子が主催する怪獣の被害を訴えるイベントに参加。

唐沢は親子を主に集め、怪獣の脅威と追放を促します。


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そんな中絵美子は「マスコミによって悪者に仕立て上げられた怪獣もいるのを忘れないでほしい」とコメント。

しかし当然の如く一蹴されバッシングされる始末w

当たり前だよ…お前わざわざそんな事言う為にここ来たのかw


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突如として、会場に銃を持った男らが侵入!

その集団のリーダー、ヤマグチを演じているのはベテラン・三石研氏。やはりこの番組は特撮では珍しく顔売り番組でなく、基本的に結構売れっ子や大御所が出る傾向にあるようです。

その銃を持った男・ヤマグチは「怪獣の生存権を守れ」と主張。

政府にこの会場の人間を人質に取り、それを訴えるつもりらしいです。

簡単に条件を呑む唐沢。

どうやらヤマグチは唐沢の綺麗事を並べて選挙を勝ち取ろうとするが、中身はただの偽善者である辺りが気に入らないらしいです。

まっ、政治家何て基本皆そうでしょうけどw


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勿論、テロリスト達の人質立てこもりの件は外の世界でもニュース沙汰にw

「トビラ」バーでも正平と南風原が傍観していましたが、「ジャーナリストの渡良瀬絵美子さんが」の報道で一気に凍り付いて。

そりゃぁそうでしょうなwwwwwwww知り合い乙w


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絵美子はヤマグチらの意見に賛同するものの、テロという行為をきっぱりと批判。

度胸あるなぁこの娘。

すると隣にいた唐沢はテロに対して全力で謝罪。

唐沢「この娘ちょっと気が動転しちゃってるのよ、だから許して」

ヤマグチ「お前にこの女ほどの度胸があればな」

なるほど、唐沢ってのは典型的な屑議員なのねw




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正平はいてもたってもいられず、救出にやってきますが、案の定見張りのテロリストに…。


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そんな中、人々の頭上に超巨大な球体が出現。

その球体はどうやら生命体のようで、自らを「アルゴス」と呼びます。

何かグランスフィアみてえだな…。

ここにきてやっと今回の怪獣(生命体)登場。

ちょっとテンポ悪いですかね。



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正平は見張りのテロリストに撃たれた!・・・・・はずが、何故か弾丸が正平の前で静止。そのまま下に落ちます。

すると、正平は建造物と外界の間に障壁がある事に気付きます。


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それは勿論アルゴスの仕業。

アルゴスが張った結界は中からも外からも破る事が出来ず、人質及びテロリストは監禁状態に。

人質的には状況変わんないけど、テロリストが加害者から被害者になっちまったわけです。

アルゴスは何故か人間に興味を持ち、あるゲームを仕掛けます。

民衆に対して選挙を行い、テロリスト及び人質の命とこの国の総理大臣の命、どちらを取るかを決めるらしいです。

投票の多かった方を生かし、投票の少なかった方を殺す。まあ単純ですね。

人間に興味を持っているからこそこの方法に頼るのですね~。





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テレビのニュースでも瞬く間に取り上げられ、絶望の淵に追い込まれるテロリスト達。

民衆がテロリストの命を優先するはず等ない、と。


一番可哀想なのは間違いなくこいつら(テロリスト)だわwwww

怪獣の生存権を訴えに来たら被害者化だもんなwwwwまあ勿論犯罪者なんで同情は要らないとは思うんですが…。




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教授も参戦。

アルゴスの研究が済むも、存在が全くの謎で、民衆から見えているアルゴスは実体ではなく虚像の存在だとの事。


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遂に投票スタート…!

内閣総理大臣か、テロリスト&人質か…これでは確実に犠牲者が出ると、南風原は焦り出します。


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施設内に取り残された人質とテロリスト。

ヤマグチは根は良い人だったらしく、転んだ子供を助けるなどの一面も。しかし、助けた瞬間その子の親に拒絶されたりしてましたがw

外からは正平が力いっぱいドアを蹴るも、障壁の影響で中々敵わず…。



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南風原はアルゴスと対話。

人間の心理が知りたいアルゴスは敢えてデモクラシーで選挙という方法に固執。

南風原はアルゴスに「人々に恐怖で決断を迫るのは衆愚政治である」と説きます。度胸あんなぁこの人。

「だから人間は完璧では無い民主主義を知能や知識で補っている」

「人間は不完全だ、それが分かっただけでも良いじゃないか、だから人間に決断を迫るのは辞めてくれ」

・・・・・と続けざまに論法を展開。



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アルゴスは高笑いし、結果を開示。



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子供のボールが外界へ出たのをきっかけに、人質は遂に解放される。

ヤマグチらテロリストは取り押えられ…!


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「人質は、この唐沢貴子が命を懸けて御守り致しました!」

・・・・・もう屑は引っ込んでろよw




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アルゴスは人間の心が知れただけで満足のご様子。誰の命も取らない事に。

「私が用意した遊びは楽しめたかな?また会おう、南風原仁」

・・・すげぇ負け犬のセリフに聞こえるのですがw




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絵美子釈放を祝して、「トビラ」メンバーは宴を・・・。

正平は問います。

「民主主義は正しいのか」と。

南風原でさえその答えに困り「絵美ちゃんがここにいるだけで良いじゃないか」と無理矢理結論を付けて、今回の話を終わりです。





う~ん、惜しい!


素材は良かった。デモクラシーという政治が直面する最大の難問を取り上げるという姿勢。

ただちょっと人物描写下手糞過ぎかな~…なんて。

デモクラシーという難しい題材にウルトラQが持つ怪奇色や怪獣を織り交ぜるのは良い!

元々何か科学的だったり心理的な問題をテーマに怪獣や怪奇生命体をマッチさせるのがこの番組のミソだと思ってましたし。

その辺のコラボは良いとして…何か話が軽すぎやしませんかい?

一番酷いのはアルゴスも南風原も「結論」のけの字すら出せてない事。

アルゴスは南風原に突き動かされたわけじゃないのに何故か自分で仕掛けたゲームを自分で投げ捨ててるし。

アルゴスほどの生命体が人間一人ごときで心動くはずないと思うんですが…何故誰も殺さなかった?

テロリストも結局何だったのか。

最初は怪獣の生存権を取り上げる話かと思いきや途中でアルゴスが乱入、その問題も何処へ行ったやら、テロリストと人質が仲良くアルゴスの人質になって…。

根は良い人ってのも別に要らなかったんじゃないかなぁ。何か変にスポット当てられてるくせに最後はただ逮捕されて終わりだから全く何がしたいのやら。

せめて捕まる瞬間に何か今回の最大のテーマみたいなの行ってくれればよかったんですけどねw

ただのどうしようもない屑がテロリストやった、っていうのでも全然行けます、むしろ今回は「生存権がどうのこうの」とか言ってたから余計話が面倒臭くなったと。

途中から怪獣の生存権問題は忘れられて何故かデモクラシー中心の話になっとるしw



あと絵美子。あの娘絶対おかしいですよ。言ってる事支離滅裂だし空気読めないし。

ってかわざわざ怪獣批判イベントに乗り込んで怪獣の必要性問うとか何考えてんだよ。




まあ、色々惜しい回だったと思います。

題材やテーマは良かっただけに、生かし切れてないのが勿体無い。

まあ、決してつまらないわけではないです。






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・・・・・さて、次回は遂に最終回!

ですが、いつも通りのエピソードです、「最終回らしさ」は全くありません。

永遠の命を人類が得ることに成功するも、自由と命どちらが大事かを問うエピソードになりそう。

ゲストは杉咲花。夜行観覧者で見慣れてるので嬉しいですねーw

それにしてもタイトルである「ホミニス・ディグニターティ」ってどういう意味!?

語学詳しい方教えてください…。



それでは!