最初に言ってしまえば今回はかなり良い回だと思いました。恐らく次回以降のウィザードで今回を超えるエピソードは来ないでしょう。
千鶴がゲートだと気付き、襲撃するメデューサをランドスタイルで応戦するウィザード。
千鶴を逃がす事には成功しますが、メデューサとリザードマン両者に逃げられてしまいます。
実は千鶴がゲートで、悟史がリザードマンだと知ってしまった晴人は、面影堂に戻ると苦悩。
千鶴には真実を隠そうとしますが、輪島のおっちゃんからアドバイスを貰い、すぐに飛び出してしまう事に。
千鶴は悟史の元へ。ゲートが千鶴だと知った悟史はインタビューなどして戯れながら、絶望条件を聞き出そうと必死。
手がリザードマンに変わり、トドメを刺そうと目論みます。
晴人が駆け付け間一髪!ですが、事情を知らない千鶴もいる為、彼等は敵対関係を露わにすることは無く。
若干否め合ってますがw
否め合う2人を強引に外に連れ出し「魔法使いに守ってもらった方が良い!」と千鶴。
公園まで来ると2人に夢の話をし出します。
千鶴から映画を完成させと欲しいと聞いた悟史。生きがいがあの映画だとすると豹変して遂にリザードマンに!今までもツンツンはしてましたが。
晴人は千鶴の目を覆って真実から目を背けようとしますが、時すでに遅し…。
にしてもこれで気づかないってどこまで鈍いのか千鶴は。
混乱する千鶴は意識を失い、早速リザードマンと戦闘に。まあ、案の定逃げられます。
絶望条件を知ったリザードマンは作戦決行の為千鶴が大事にしていた映画を何度も見て作戦を練る事に。
生前(悟史)は良い人っぽかったのに、ファントム化してここまで歪むと凄く虚しくなってくるな…!
気を失っていた千鶴は面影堂で身を引き取られ、目覚めた後に悟史がいなくなった事に気付き発狂。
「守られるなら自分ではなく悟史の方なのに」と晴人を罵倒し「役立たず」とまで。
この辺何も知らない千鶴と、事情を知っても口を開けない晴人の関係が悲しくなってくる…!
遂に千鶴は自分を抑えられなくなり、面影堂を飛び出してしまいます。
「フィルムが無くなった」と凛子から報告を受けますが、晴人は、千鶴の支えは本当はフィルムではないのでは?と疑い始めます。
面影堂を飛び出した千鶴は、自主製作映画のラストシーンの場所へ。
何かを察した晴人は千鶴の元へ向かうと、本当の心の支えを聞くことに。
彼女の本当の心の支えは、悟史と共に作った、というかけがえのない時間と、悟史自身。
それさえあれば彼女は生きていける、と。やべ、益々虚しくなってきた…!
そんな中コヨミからファントム発見の連絡が。
真実を隠し通すつもりの晴人は千鶴にスリー王のリングを使い、凜子たちに保護させることに。
瞬平から、輪島のおっちゃんが新たに加工した「ウォータードラゴン」のリングを託される晴人。
瞬平、最近活躍の場が増えてきたと思うのは私だけではないはず。
悟史(リザードマン)は映画に見立てて千鶴を絶望させるプランを立て、晴人の前に。
本当に悪い奴になっちゃいましたね…悟史が報われん。
早速戦闘に。
廃工場でのバトルに移行した2人は、激闘の渦へ。何でライダーの戦闘ってこうもあっさり別の場所に移動して戦闘になるのだろうか。どうやってあの場所から廃工場へ行くんだよ…。
廃自動車でウィザードを襲うリザードマン。ウィザードはウォーターの「リキッド」で液状化して回避。
またウォーター最強説だよ…!
ウォーターでフィニッシュを決めますが、未だに死なないリザードマン。
オーバーキルと言わんばかりに、
まさかの擬音語の「ザバザバ」だとは…。ランドドラゴンは「ガンガン」とか?
好きなのはハリケーンドラゴンなんですが、見栄えがマシなのはやはりコイツかなと。
原色コートの色が青ってのは他と比べてマシに見えるしね。
必殺技は「尻尾」
その後に海を凍らせ尻尾でドン!と。
戦いが終わり、「海外へ旅立った」と最後まで嘘を貫くことにした晴人。虚し過ぎる…!
「いっつも自分勝手なんだから」って涙ぐむ千鶴と、「自分で言えば良いのにな!」と必死に嘘を通す晴人に泣ける…!
凛子達は千鶴の為に、悟史の遺品となった自主製作映画「Le reve route」を鑑賞させることに。
泣きながら観る千鶴がまた切なく…!
うっわこりゃあ卑怯だわ…マジで泣かせる気だろ…!
生前の悟史(千鶴の中では海外へ旅立った悟史)を思い出し、涙をこらえられなくなる千鶴。
千鶴に嘘を通した事に関して自責の念を感じる晴人と、それをいフォローする凛子。
一同は、気を新たにもった千鶴を送迎して…。
その頃、例の洞窟では、ワイズマンが嘲笑していた…!
以上第15話でした。
完成度が高い!高すぎる!少なくとも今までのウィザードのエピソードの中では屈指の出来だと思います。
こういう雰囲気が滲み出るエピソードは、仮面ライダーよりもウルトラマンの方が得意とするジャンルで、その中に浪漫主義やSFチックな要素も交えてお送りするのがウルトラ流…だと思ったんですが、ライダーでこういったエピソードをやるのも悪くない。
結局嘘を通し続ける事に決めた晴人。
「気付かないのはおかしい」「そんな事で誤魔化せるわけない」「って事は真実知った時に絶望するじゃん」って突っ込みも無くはないけど、エピソードの〆方としては一番理想的な形じゃないかなと。
少なくとも千鶴は何も知らないゲストの方が良い、その方が…。
晴人は「何時か真実を話さなきゃいけない時が来る」って言ってたけど、それ知った時には絶望するんじゃw
前回も言った気がしますが、ファントムの生前のドラマを交えてゲスト化させるというのは良い形だと思います、それにより今回のようなエピソードも出来たわけですし。
悟史が生前千鶴にとってかけがえのない人物だったと言ってますし、回想シーン見るに良い人全開って感じだったので、それが今回のエピソードのラストシーン後の切なさに拍車をかけてるわけで。
ファントム化してしまったことであれだけ残忍な人格になってしまったのも泣けるわぁ…。
それを倒すのが晴人の役目でもあるんだけど、それを上手く誤魔化す晴人は立派。
特に、何も知らない千鶴に罵倒されても耐える晴人はもう…!
ラストの映画鑑賞はこの回の寂しさを象徴してますよね。
ウォータードラゴンは今回オマケ程度になってしまいましたが、それでも能力は今までで一番豪快。
尻尾が生えるってのはちょっと…って思ってましたが、敵の捕え方はすっげぇwそして凍らせるwwww
次回はやっとライダーでもクリスマス回。今回素晴らしかっただけにちょっと不安です。
それでは!
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