さて、先日鑑賞したフォーゼ劇場版のレビュー記事になります。
ネタバレはあまりしないつもりではありますが、やはりレビューとなればそれなりに最低限度は混じってしまうので注意です。
ストーリーは財団Xに我望理事長が12個のスイッチを取引するところから。
その財団Xの一味を率いていた行動隊長的なのが何と「地球戦隊ファイブマン」星川レミ役の成嶋涼さん。
レミは結構可愛い系の女戦士でしたけど(私も結構好みの顔)、今回は完璧大人の女となり、バリバリアクション系女幹部です。
そこへ今回の目玉「インガ・ブリンク」が登場。12個のスイッチを強奪し去っていきます。
何と言ってもアクションが凄い。財団Xの幹部をファイブイエロー含み一掃。ファイブイエローは粘って粘った挙句やられますが、その他の財団関係者は一瞬でインガの蹴り技で一蹴w
この辺は流石坂本監督と言うべき。
ここで登場するブラックナイト。財団の自動車を木端微塵にした挙句インガをお姫様抱っこ。これは羨ましい。
実際プロローグに過ぎないんですが、プロローグから一気に話に惹き込まれるのはまるでダブルの第1話のよう。
まさかの財団出てきたわけですし。
惹かれた理由としてはやはり原幹恵さん演じるインガ。正に今回の映画のメインディッシュ。
キューティーハニーの頃よりアクションが段違いに上手い。
ダブルのヒートの八代みなせさんみたいなおっさんサービス要員かと思ってたんですよ。
そうしたらそうでもなくまさかの思春期の私まで悶々しちゃう始末(そうです変態ですw
OSTOの秘書白山静を演じるのは、デカイエローのジャスミンこと木下あゆ美。
この映画キャスティングがいちいち豪華で驚く。
そしてローラースケートで参上する岡田浩揮演じる冴葉晴海。この辺も中々通なキャスティングで、他社を圧倒する為のインパクト付けの為のローラースケート、という事らしい。
彼らの目的はアリシア連邦の巨大兵器で、かつて試作段階にも関わらず地球の島一つ木端微塵にした「XVⅡ」の撃破。
しかし、この組織を巡って大どんでん返しが…。
大して期待してなかったけど、結構カッコいい。
何がって坂本アクションにより生まれる格好よさです。
真の意味で「フォーゼとメテオが融合したステイツ」です。あくまで素体は弦太郎ですが。
メテオフュージョンがここまで画面映え出来たのは坂本大監督のおかげかなとも。
メテオの拳法+ガトリングや、キョーダインを叩き落としておいての「ホワチャァ!」など。
ただ、何故に拳法使えたり、流星の掛け声出せるのかは謎。
あくまで「フォーゼとメテオの融合」であって、拳法はメテオのスキルじゃなくて流星のスキルだし。
最大の見所です!
自信持って言えますが、はっきり言って原幹恵さんの為に1700円払ってるようなもん。
テレビバラエティ何かでも宣伝してましたが、自称処女の人がライダー映画に参上。
ぶっちゃけて言うと、エロい、美しい、かっこいいの三拍子そろったパーフェクト・クールビューティーです。
乳デカい上にハミチチだし(黙
試写会で「全身痣だらけになりました」と言う通り、アクションのキレは本物。
流星との拳法対決は今回の見物だと思います。
対する流星こと吉沢君も凄い凄い。
宇宙へ向かうライダー部の妨害の為に登場。はっきり言って、中盤戦です。
ここで迎え撃つは流星と弦太郎のダブル変身によるダブルライダー。
フォーゼは全5ステイツに加え、連続35モジュール(ステイツチェンジ用除き)の連続使用。
メテオはとにかく惑星アクションとメテオストームで。
ここを見ただけで「あぁ坂本さんだ」って分かりますね。アクションの気合の入り方が違う。
人によってはクライマックスよりここが好きって人も多そうだし。
ホロスコープスを倒しきれないフォーゼの前に現れます。
所謂時間稼ぎして、弦太郎と流星をエグゾダスへと逃がし宇宙へと無事送り出す役目。
ぶっちゃけ活躍し過ぎ。射手座、乙女座、双子座をコイツ一人で。それは無いだろう。
大ショッカー客演時のダブルよりかはマシですが。
丁度いい活躍って、AtoZに客演のオーズレベルだと思うんですよ。あのくらいが丁度いい。
以上劇場版でした。
やはり坂本監督なので、MEGAMAXほどではないにせよ観ていて爽快感を味わえます。
敵との戦闘はスカッとする。
全スイッチ一挙使用と宇宙での戦い、とテレビシリーズでは出来ない事をやってくれた感じで、正にサイドストーリーとしては最適。
ここなんですよねー、宣伝のインパクトの為に名前を使ったイメージで。
2年間の軌跡を辿ると「新型のT2ガイアメモリ」と「失われたコアメダル」と本編でありえたような設定ツールがテーマだったのに対し今回はキョーダイン。
前作2本はテレビシリーズの延長線上の話なのに対して今回はキョーダインが絡むせいで雰囲気・作風がテレビ版とはあまりにもかけ離れ過ぎ。
その為にライダー部が何時もの味を引き出さんとウザキャラへと昇華しちゃってる。
ぶっちゃけリメイクされて極悪非道冷酷なキャラへとなってるし、ファンの方からしてもあまり良い気分ではないのではないだろうか。
それこそ「フォーゼの好敵手」として激闘を繰り広げるなら「ライダーとキョーダインの夢の対決」で済むけどここまで極悪非道では原作ファンは悲しむだろうし。
しかもネタバレになるけどキョーダインが弦太郎が変身不能になってからメテオフュージョン誕生までずっと生身の人間(弦太郎)をフルボッコ。これは教育上宜しくない。
上で書いたように前作2本にあったようなテレビシリーズの延長線上のようなストーリーにしないでキョーダインを絡ませることで「らしさ」と「雰囲気」が損なわれてる。これは非常に勿体ない。
ぶっちゃけ一二使徒がメイン張る敵の方が盛り上がった気が。
それだとテレビとやってる事同じなので、せめて「13個目のスイッチ」だとかAtoZのパクリと言われようと「財団開発の新作スイッチ」だと理想だったなぁ。
どっちかて言うと、オールドファンの為に無理矢理要素入れた感が。キョーダイン廃せばもっと面白くなったと思う。
あと気になったのは、フォーゼ特有というか、やっぱりこの劇場版でも現れちゃったとこなんですが一応述べよう。
テレビシリーズでもずっと気になってましたが、本当にユウキ頭大丈夫か。
ガッチガチのシリアスシーンで「あーあそこだー」で全部台無し。
オマケに今回はユウキに加え大杉先生まで。
感動の果てに誕生したメテオフュージョンステイツに対してアボガド論を述べて全てが台無し。
子供向けなので子供が馴染みやすいように…とは言いますがそのせいで大事なシーンまで台無しになってますし。
そもそもテレビシリーズだってユウキのせいでry
弦太郎も「機械と友達になる!」でお前アホかと。
XVⅡに対してしか言ってないし、何故か同じ機械であるキョーダインに対しては説得無しで鼻から敵っていう。
まず目の前に逸る奴から説得しろ。
バトルシーンは結構お気に入りかな~と。
メテオフュージョンに関しては坂本監督特有のアクションしててお気に入り。イメージとしては、フォーゼがモジュール使うのに加え、メテオと流星の要素加えた感じ。
戦闘シーンの迫力は圧巻。ある意味、私が原幹恵さん以外で一番推すとすればコイツです。
ただ根本的にキョーダインに対してフォーゼとメテオの最大戦力(コズミック&メテオストーム)で戦ってないから大した強さは…。
モジュール連続使用も坂本監督特有。
ただ、戦闘シーン長すぎだし、こじつけ感があったのは残念。全部予想の範疇だし、途中で飽きてくるというのが正直なry
そもそもメディカルが残念。おいおい疲労まで治せるんなら本編で使えよ…。
ただ、相手が一二使徒と言うのと、推してたシーンと言うのもあって、ここは注目すべきかと思います。
ウィザード登場は比較的バランス良いと思いましたが、あんなに倒すのはちょっとな…。
せめてカプリコーン+キャンサーとか、倒すのはそういう中堅クラスの奴2体とかにしてほしい。
乙女座に射手座ってオイ…。
去年のフォーゼほど目立たないわけでも、大ショッカー時のダブルほど目立つわけでもないですが、異常に敵倒し過ぎ。
展開は恐ろしいほどAtoZ。
過去に登場したゆかりの人物が再登場してみんなの想いで最強フォームが誕生する流れとか、冒頭で第三勢力が財団から特殊ツール奪ったりとか。
風都の屑住民に応援されるよりかはマシでしょうが。
そしてアダルトなサービスシーン多め。
原幹恵さんが何と言っても…。
その他にも木下あゆ美さんや、成嶋諒さん出演が嬉しい。キューティーハニー、デカイエロー、ファイブイエローの夢のコラボです。
ぶっちゃけ原幹恵さんには要注意です。思春期の健全男子ならば一撃KOされるはず。ちゅういくための
追記として、一応本編の44話と45話の間っぽい。ピスケスについても矛盾なく解釈できる。
ハルが普通に学校登校してますが、一度復学→劇場版→再入院→45話って考えれば何とか。
そして地味にMEGAMAXとの繋がりが。
財団出てきますし、宇宙行くためのロケットが「エグゾダスⅡ」ですからねw
カンナギについても若干触れられます。
財団はテレビに関わってくると以上にウザイ存在だけど(テラ―を前座にしたのは許さん!)、映画に絡めると凄い盛り上がる組織だと思う。
まぁ感想はこんなもんですかね。
やはり坂本アクションが凄過ぎた。アクションシーンならばMEGAMAXやAtoZより進化してる。
ストーリーは歴代にあったような感じですが、アクションが十分なおかげで面白く見える。
個人的な夏映画評価は
1位 AtoZ 運命のガイアメモリ
2位 パラダイスロスト
3位 俺、誕生!
4位 みんなで宇宙キター!
って感じですかね。
前回のMEGAMAXが面白すぎたせいで~~って人が多いのは仕方ないとは思うけど、夏映画としてのハードルは超えれたと思います。寧ろ十分。
少なくとも去年の21のコアメダルよりかは大分マシですね…。
それでは!
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