今日は何の日!?
そう、ウルトラマンサーガが公開する3月24日なのである!
というわけで観てきました、ウルトラマンサーガ。
というわけで感想でも~。
ネタバレ注意です。
今回のパンフレット、箔押しラメがかっこいい。いつものようにウルトラマンが沢山並んでる表紙と違って、ちょっと大人な、サーガが単独で写るというw
ウルトラマンゼロ/タイガ・ノゾム
今回の主役であり、ドラマパートのメイン。
ダイナの世界の住人で、スーパーGUTS隊長となったリョウの下で働く、やや無茶ぶりが過ぎる隊員との事。
予想していた以上にハイテンションな奴でしたwwアスカを軽く凌ぎますね・・・スーパーGUTSってやたら熱血馬鹿が多いのは何故?
火星基地に侵入したスフィア迎撃の為ガッツイーグルα号で向かい、スフィアを数体撃破しますが、残ったスフィア共々バット星人に連れ去られるというw
で、まさかのスフィア登場にビビりました、グランスフィアが最後じゃなかったんだ・・・。
そこから今回の舞台となる世界へ行く、という流れ。
ノゾムはそこでバット星人の円盤と戦い、少年を助けて死ぬ寸前の所をゼロに一体化させられ、死を免れます。
で、彼を構成するドラマが、[ウルトラマンとの関係性]
一体化したゼロとのやり取りが本作の見所だと思いますね。
彼は史上初の「ウルトラマンへの変身を拒む人間」であり、一体化したゼロに「出てけ!」という姿は良い意味で唖然w
そして、何と初変身はゼロが彼を騙して強制的に変身と言う、前代未聞の物でした。
更に、初変身時は身長が1/4程度、これは笑うしかないでしょうw
しかし、徐々に守るべきものを理解し、ゼロとも心を通わせ、最終決戦では自分の意志で変身するようになります!
彼とゼロの関係と彼自身のドラマが本作の最大の見所でしょう。
ウルトラマンになりたがらない理由は・・・雑誌なんかでかなりバレしてますが、一応劇場で観てみて下さい。中々ドラマ性があります。
そして彼がエンディングにて選んだ道とは・・・?是非その目で確かめてください。
ウルトラマンダイナ/アスカ・シン
私はダイナ最終回でアスカが闇に消えるという、感動的ながらも悲しいラストが大好きです。賛否両論ありますが、私は本当にあの最終回大好きで。
今回のアスカは、本編最終回→銀河伝説→今回の映画という時系列になっており、実質的にこの映画はダイナの正当な続編です。
彼は、あの後色んな宇宙に行って生命を守っていたんですね。
ゼロとタイガが主役で、彼はキーパーソンたる人物。彼が軸となって物語が進みます。
今回の舞台となる世界では尊敬の的で、最初に舞台となる地球に現れたウルトラマンです。
彼がアバンタイトルで現れる→タイトルコール→ゼロ、スーパーGUTSの話掘り下げとなるのですが、タイトルコール~ゼロが地球にやってくるまで、彼の物語が展開されているようでw
その辺の話は中盤で明らかに。
ゼロが地球にやってくるころにはダイナは既に光を失い、絶望の淵に現れた希望の光=ダイナすら負けるという、最悪の状況に。
そこからダイナの復活は本当に燃えます!
あそこがクライマックスと言っても過言ではないのだろうか。
ティガ・ダイナの所謂TPC世界ではグランスフィアから地球を守った英雄と言う位置づけで、どうやら歴史の教科書にも載ってるようでwwww
彼が最後に一瞬とはいえどスーパーGUTSの隊員たちに再会したのは本当に感動でした。
しかし、彼は戻っては来ず、またどこかに旅立って行って・・・!
ダイナ復活シーンで「君だけをまもりたい」のロックVer流すとか、スタッフはボクを燃え殺す気ですか!?
ロックでの「君だけをまもりたい」をBGMに、ハイパーゼットンとの戦闘。
いやこれ、いい意味で円谷キチガイだw
春野ムサシ/ウルトラマンコスモス
う~ん、ノゾムとアスカに比べるとちょっと空気かなぁ・・・こういうキャラは必要だけど、如何せん特徴がない、ガチでなさすぎるw
コスモス好きな私にはちょっと残念でした。
まぁ、コスモスには確かに必要性ありますよ、怪獣沈めたりゼロに変身したがらないノゾムの代わりに子供達守ったりw
しかしムサシに必要性がない。言ってしまえばコスモスの人間体と言う扱いでしかない気がしますw
しかし、今回の映画はダイナ&コスモスの2作の最終エピソード後の後日談とも取れる映画となっているので、遊星ジュランで彼のその後が見れたのは大きな収穫でした。
やっぱりコスモスの世界は「コスモスVSジャスティス」の後も平和で和む感じでした、リドリアス、ボルギルス、モグルドン・・・!
ってかカオスヘッダーまでいるのには笑ったwまぁコスモスらしくて良いシチュエーションですね。
そして、「コスモス2」であんな死の星になってしまった遊星ジュランがあんな楽園になぁ・・・そこだけでもう感動ですw
でも、彼はコスモスとは分離してるので、どう一体化したのかが全く明らかになってないのが残念でした、一体化したからコスモプラッグあるんだろうし。
はっきり言ってエクリプス見たかった造。ルナって明らかにダイナゼロに比べて浮くわw
まぁ、後日談が見れたのは本当にうれしかったんですけど、如何せん何故コスモス?って言いたくなりました。
考えてみりゃあんま本筋に関わんないし・・・謎だ、まぁコスモスファンの私にとっては嬉しかったんですがね。
・ハイパーゼットン
やはり、ギガント→イマーゴの順で進化。
ギガントの登場時間はほんのちょっとだと思ってたのに、逆にギガントメインで驚いたw
ギガントの状態でゼロ&コスモス不在時のダイナを倒すという強さ。ギガントの状態でもこんな強かったとか聞いてないよ・・・!
強い、ガチで強いw
「銀河伝説」では遂に100体怪獣のうちの1体に過ぎないと言う所まで堕ちて、メビウス外伝のEXもそんな強い描写は無し、最近ゼットンの不遇さにゲンナリしてましたが、今回のゼットンは強いぜ!
イマーゴのあの絶望的な強さ。あれは本当に画面の外で観てるこっちまで恐怖しますね・・・。
テレポート→恐ろしき一撃!
これ、視聴者に与える精神的ダメージ半端ないかとw
「貴様らが倒したのは幼態に過ぎなかったのだ!」←うるせぇよバットw
サーガとのバトルは格好良過ぎ!の一言ですね。超高速バトル、ゾクゾクするねぇ・・・。
・ウルトラマンサーガ
ゼロ、ダイナ、コスモスの3体合体なんだけど3体合体では無い。合体したわけでは無いのですよこれ。
タイガ、アスカ、ムサシの3人で1人のウルトラマンに変身した感じです。意識も彼らの集合体です。
ハイパーゼットンとのバトルは本当にウルトラ史上最大のそれと言っても過言じゃないです。
そして、最大の特徴と言うか。
今までの映画最強形態(レジェンド、メビウスインフィニティ―、ウルティメイトゼロ)は、巨大怪獣に苦戦した時の必殺技屋としての搭乗でしたが、今回のサーガは違います。
逆に、サーガになってから本格的に戦い始めます、言ってしまえばメインの戦闘。ちゃんと今までと違ってアクションしますしね。
ノゾム、アスカ、ムサシが連続で「おらぁぁ!!」と叫ぶのには苦笑w
とにかく、理屈無しでかっこいいウルトラマンだと思います。
・チームU
AKBのチーム名「チームA」「チームK」「チームB」にちなんでのネーミングですね、ナイスw
彼女らはとある「嘘」を背負って戦ってるんですが・・・その辺に彼女たちの優しさが出てると思うので、括目して観てください。
そして、防衛隊らしく、ウルトラマンを助ける、助ける!更には一緒に戦う!
この映画の防衛隊、AKBだからと言って馬鹿にしちゃいけません、しっかり「人間とウルトラマンが力を合わせて戦う」という王道パターンが踏襲されています。
後は、メインの少年の母親役で、愛しの若菜姫のにっくき敵・佐泊素子、いやいや、ハーラン支部長・・・いやいやダーク目フィストのリコ・・・役の中丸シオンさんでてましたね。
珍しく悪役以外での登場・・・(こらw
今回の映画の課題は、正直前回の興業収入を取り戻す事と、いかに映画の宣伝が出来るかだったと思う。
「誰も見た事のないウルトラマン」はそういう意味で結構果たせたと思いますね。
ただ、下手に見せようとする描写が多かったり、「ここだよここ!感動しろよお前等!」みたいなのも目立ってしまったのもちょっと残念ポイントかなと思います。
あと、そもそもウルトラマンに必要な「守るべき対象」も欠落していたのもちょっとなぁ・・・。
実際、チームUと子供たち以外のこの世界の人間は全員バット星人によって拉致されてるわけで。
第一そんな設定が必要だったか?とも言いたくもなりますね、守るべき人間が多いほどウルトラマンの戦闘は燃えるわけだし。
ドラマ面では、やはり本筋はタイガなのですが・・過去の話は感動的なのですが、何で変身しないのか理解に苦しむ描写も多かった気がします。
コスモスが苦戦してる時にあの茶番は無いと思うわ・・・。自分の危機に変身しないのは勝手だけど、やはり守るべきものがいる時は変身するべきだと思うよ私は。
コスモスに関しては本当オマケwファンへのサプライズ要因と取るのが理想的なところかw
しかし、私が感じた以上では、ドラマ面では、ウルトラ映画では「超ウルトラ8兄弟」に次いで完成度が高いと思います、やっぱ人間ドラマがあってのウルトラマンだよねぇ。
ドラマ面だけに拘らず、バトル面だけに偏り過ぎずドラマも充実させて・・・と、バランスの良い仕上がりになったと思います。
私的には
8兄弟>メビウス&兄弟>サーガ>ティガFINAL ODSSEI>コスモスVSジャスティス
みないた感じかなと。
微々たる欠点はあるものの、十分な傑作ではあると思います。
劇場で・・・もですが、レンタルでも大丈夫な映画かと思います、劇場で見るのがベストだけど、レンタルで十分でもある出来・・・まぁ上の下か中の上当たりの作品ですかね。
劇場で貰えた今は亡き・・・内山先生のコミック。
内山先生の御冥福をお祈りすると共に、私自身これで楽しませてもらう事にします。
最後に一言。
「君だけをまもりたい」を流してくれたスタッフには本葬に感謝してますっ!!
それでは!
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