とりあえずこんばんは、夏休みの課外授業の多さにテンションダウンのサイクロンです。
ええ、昨日は話題の衝撃作と噂の「告白」を観てきましたw
弓道部の先輩一人と、剣道部の先輩二人、それと弓道部の友人一人で映画館へ。
土曜日の夜10時頃いきなり先輩からメールが。
友人Sだけじゃ1年一人で気まずいからオレも誘ったらしい。
弓道部の1年は5人いるわけだけど、他の3人は・・・
うん、もちろんノリが悪い、誘いたくないのも分かるっ・・・!
ていうか、先輩、何でもできる無口なエリートだと思っていたのに、案外ハッチャけてて困るww
朝8時電で行った為、ダブルは帰宅後視聴・・・って昨日言った希ガス。
8時50分から、映画視聴。
では、映画本編の感想へ。
冒頭。明らかに異常なほどうるさい・・・と、いうか見るからにキチガイが多そうなクラス。
牛乳を孤立している奴に投げて虐めたり、携帯で先生の悪口書いたり。
そこで、何事も無いように淡々と話す担任教師、森口(松たか子)。
「貴方達が犯罪を犯しても、守ってくれる物があります、そう、法律です」
ここのクラスは中学校に1年教室。そうまだ12,13歳。法律によって守られる。
この先生の発言が、以後劇中で何度も使われる事に・・・!
何だって、裁かれるよりも酷い事をしますから。
エイズ(HIV)についても堂々と淡々と話す。HIVについての偏見や、死の病気でない事も・・・!
この「HIV」の存在も、劇中で大きく関わってくる事に・・・!
ここで、担任教師が一つの「告白」を。
「私には娘がいました。しかし、事故死した・・・、いえ、ここの誰かに殺されたんです」
そう、これこそが「告白」。決して好きな人に告白とかそういうことではありません。
担任教師は「私は犯人2名を知っています。これからその二人を犯人A,Bと呼ぶ事にしますw」と。
そして、Aは,担任教師に自分が行った事をベラベラ喋ったらしいのです。
そこで、犯行を把握。
B、この子は気の弱い子で、家に家庭訪問して犯行を懺悔させる。しかし超過保護な母に罵倒され・・・
ここで、あっさりと20分くらいで犯人が2人とも分かる。そう、この間、舞台は全て教室です。
ええ、もちろんそれに至るまでの過程も「表側だけ」なら明らかに。
ここで、担任教師は、先ほどAとBが飲んだ牛乳に「HIVの血液」を混入させたと暴露。
これで「法律が貴方を守っても、私は貴方を許さない」との事。
しかし、「HIV」は死の病気ではない、楽に直す事が出来るが、一生病気とは離れられない。
罪を償って命の重さを理解するには、十分すぎる時間で・・・!
ここで、春休みになり、担任教師は中学を辞める事を宣言。生徒達は2年に。
犯人Bはノイローゼになり不登校、犯人Aは何の変哲も無く学校へ登校。人を殺したにも関わらず。
しかし、真の担任教師の復讐はここから始まったのであった・・・!
とまぁ、こんな感じ。
ぶっちゃけ、CMなどの予告で良く見た教室でのシーンは、ぶっちゃけ20分ほどで終了。
そうなんです、(元)担任はしばらく登場せず。
ここからは、2年生になった生徒達の異常すぎる日常や、
AとB、Bの母親などに一人一人スポットを当ててそれぞれの物語が展開していく。
ここで登場人物紹介を
・犯人A
とても頭脳的な天才児で、毎度毎度コンクールなどで自分の発明品が表彰されるほどの才能の持ち主。
しかし、裏では「ペットを処刑マシーンで殺している」などという怪しい噂も。
幼い頃に、研究者の母に「特別な才能を持っている」と間違った教育を受けた典型的なキチガイ。
しかし、母から才能を認められず、虐待を受け、遂に母が家を出て行った。
それから「母を喜ばせる」という目標のためだけに動き、自分の表彰も母に認めてもらいたかったから。
しかし、そのたびにその新聞記事は大きな話題に取り消され、
もっと目立って大学にいる母に認められたいという間違った考えを持つように。
これが、犯行に及んだ最大の理由。
犯人Bに「僕がやったていって良いよ」や、担任教師に全ての罪を告白したのも、全てこの為。
2年生になってから、凄惨なイジメの対象に。しかし、それでも欲望は尽きる事は無い。
最後、母に注目されたい&見下した奴等を皆殺しにしたいという野望から、恐ろしい計画に・・・!
しかし・・・!?
・犯人B
落ちこぼれで要領が悪く、グレて悪い遊びをして先生に怒られるということがしばしば。
人を信用できず、常日頃からノートに「死ね死ね死ね死ね」などと書いているA以上のキチガイ。
今回は、Aに、「僕の偉業を面白く世間に公表してくれそうなバカ」としてお誘いを受ける。
2年になってからは完全に部屋に引きこもり、神はボサボサ、風呂にも入らないという廃人に。
そして血のついた真っ赤な手でコンビニを荒らしたり、最後には悲しい結末に・・・!
・犯人Bの母
Bの母。超過保護な親バカ。担任が罪を懺悔させようとした時にも
「それ以上この子を責めないで下さい!」とか言って追い返したり、
息子がノイローゼになったのも担任のせいだと言い、担任を強く嫌悪。
最後、息子であるBを愛し過ぎていて、手に負えなくなり殺そうとしますが・・・!
・担任教師森口
松たか子さん演じる森口先生。
言うまでも無く、今回の映画の主役。娘を殺された生徒達への吹く襲撃を描いていく。
しかし、AやBはあわせて5人もの人間を殺しているが、この教師は直接には手を下さない。
しかし、やっている事は最も凶悪で残忍。少年Aを最後再起不能なまでに追い込む。
テーマである「法律が貴方を守っても、私は貴方を許さない」を復讐という形で体現・・・!
そしてこの映画、何より展開が上手いのだ。「告白」の実質的なストーリーこそ、
最初の20分で終わるが、そこから、一人一人の「告白」や、事件や日常の「真意」を描く。
Bは実は騙されただけではなく、様々な葛藤があったとか、Aが駆け落ち寸前に至ったとか。
クライマックスでは、隣に座っていた先輩が興奮してオレのナチョスをバリバリ食うし。
何よりこの作品の最大の魅力は、視聴者に自由な発想を求めさせる事だと思います。
様々な人間関係が交錯し、結局最後に特をしたのは森口先生だけ・・・!
オレには、ホラーにしか見えなかったけど(汗w
この映画こそ、始まりから終わりまで全てが明らかにおかしい世界観で構成されてるけど、
絶対に怒らないとは言い切れない映画。
と、いうより、絶対にこういう考えを持った人間は無数にいるはずである。
そういう奴等の内面を映し出す事で、明らかにおかしい世界を象ってはいるが、
オレ達の間でも、この映画に似た世界観を作り出すことは造作も無い。
この映画では、あくまで何も知らない人は何も知らないから。
そう、この映画を見るときは、一人で見るべき。他人と一緒に見ると、心が汚くなる(泣w
実際、オレも先輩と友人との関係が観終わった後20分くらいは気まずかった。
似たような作品に太宰治の「人間失格」がある・・・ってオレは思うよww
ダークな感じだが、心がキレイな人は完全に作品にのめり込まれてしまうっていう恐ろしい作品。
太宰治は非常に文章力に長ける印象があるから、人を引き込みやすい。
そういう意味で似た印象を受けた映画でした。
グロイ、残酷、ドロドロっていう最悪要素ばかり持った映画だけど、一度は見たほうが良い。
人間の闇、誰しも持ってる闇が暴走するとこうなるんだなぁ~とww
グロ過ぎるシーン多数な為R15指定だけど、15過ぎたら絶対に観るべき!
とりあえず、オススメの映画です。
うん、映画観た後は、皆でゲーセンに行ってました。ホッケー・・・先輩強すぎ、ボロ負けじゃん。
タイムクライシスもやったな、これにおいては自身あるよオレ、友人Sと二人でやってました。
んで、先輩がまだ遊ぼうぜオーラ出してて、流石に疲れたので、俺とSで二人で電車で帰って来ました。
色んな奴の悪口とか、世間話とか、最近の映画とか。
ええ、完全にオレとSは気に入られました、まぁ凄く良い人なので余裕でOKでしたが。
しかし、オレのフィギュア代が・・・!消える・・・!
いや、夏休みって最初に1週間は全部課外なんだよ・・・!それで、それが終わったらパーッ・・・とw
フィギュアでも盛り上がってって・・・夏休みは色々と(良い意味で)ハードそうだwwww
それでは!
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