さて、真骨彫製法第3弾にして、みんなが待ってたあのヒーローですよ!

原典にして頂点の初代ウルトラマンです!


FullSizeRender

パッケージ。

ティガのものを踏襲しつつもクールな感じで。

右上の「BANDAI NAMCO」のロゴが邪魔すぎる………なんで付くようになったんだこのロゴ




FullSizeRender

付属品一覧

・ウルトラマン本体

・オプションハンド×12

・交換用カラータイマー(赤)×1

・スペシウム光線エフェクト×1

・ウルトラスラッシュエフェクトA/B各1

・支柱(長/短)各1

・台座×1

・ウルトラマンティガ用交換用手首×1


リニューアル前には付属しておらず、メフィラスのボーナスパーツだったウルトラスラッシュが付属しているのが特徴。

代わりにリバウンド光線がオミット。

そしてこのウルトラスラッシュがパワータイプのデラシウム光流同様に「腕から離れた状態のものも付属」しているのが特徴かなと。これは凄い。

そしてそれを支える支柱も。


リバウンド光線はリニューアル前から持ってくればいいとして、概ね満足です。




FullSizeRender

ー 光の国から正義のために -


真骨彫製法、栄光の初代ウルトラマンがリリースです。

ウルトラアーツ100体目カウントダウンで、そのトリである100体目に発表されたのは勿論この初代ウルトラマンでした。

日本人なら誰でも知っているであろう初代ウルトラマン。

2016年にウルトラアーツ始動ということで、勿論最初に出たSHFが初代ウルトラマンだったわけですが、6年の時を経て真骨彫化しました。

今回はウルトラマンの最もスタンダードなフォルムである、番組終盤の「Cタイプ」として発売。

勿論体型は古谷敏氏の体型を正確にスキャン。

古谷体型なので、我々が知っている最も基本的なウルトラマンになります。

なのでもう素で立たせているだけでそれっぽくなる。

AタイプやBタイプも出来ればでいいので真骨彫化してほしいところです。

十分満足な出来ではありますが、少しだけ不満があったり。

それでは見ていきましょう。








FullSizeRender

上半身。かなりマッシブな体型。

今回、頭部、両腕、両脚以外は軟質パーツを使用しております。

なので非常にスムーズに動く。





FullSizeRender

お待ちかね、旧SHFとの比較。

実を言うとこのままでも結構気に入っていたのですが、やはりというかなんというか真骨彫が出ると公開処刑になってしまいますね…………。

気に入っていた、とは言ったものの、出た当初は正直ULTRA-ACTから何がどう変わったのか分からず、ただ単にフォーマットを変えて出し直したに過ぎない印象は受けていましたね。

気に入っていたというよりは、シリーズが続いて統一されたので受け入れれるようになった、と言った方が近い。

真骨彫は正真正銘最初から凄い完成度を見せてくれてます。







FullSizeRender

若干不満なのが、肩のジョイントが丸見えな点。

稼働させる度に浮き出てしまい、非常に目立ってしまいます。

更に限界まで動かすと隙間から内部が見えてしまう。

ティガの場合はプロテクターがあったので隠せたのですが、初代マンはそのようなプロテクターが無いために隠せない…………のではなく、そもそも胸部パーツをもっと多めに造形してこのジョイントを隠そうよと。

出来なくは無いはずなので勿体ない。



FullSizeRender

ティガ パワータイプと同じように、このように引き出します。

そして画像のように赤と銀の色分けが明確なので、なおさら可動させると変なことに。赤と銀の境界線平気ではみ出ちゃう。

FullSizeRender

少し手首を広げるとこんな違和感が。

う、う〜ん。胸部パーツでジョイントを隠す努力はもうちょいしようぜ。




FullSizeRender

可動範囲。

こちらは非常に素晴らしい。

後述するスペシウム光線にも活きてくるのですが、腕組みが超余裕。

前述した引き出す間接によるものですね。

それにしてもまさかここまで動くとは。




FullSizeRender

腰はこれだけ落とせて、更に目の前で両手をクロス可能。

光線発射モーションにこのポーズがあるティガにこそこの可動範囲が欲しかった。。。。

つくづくティガは人気があるゆえ実験台として最初に出されて微妙な出来となり後続たちの実験台になりがち。

あ、話が逸れましたね笑

初代マンはここまでグリグリ動きます。










FullSizeRender

光臨!光の国から僕らのために。

初代マンが光臨ポーズを取るだけでどうしてこんなに安心感あるんでしょうね。




FullSizeRender

ファイティングポーズ。

開いた平手が付属しているので、それっぽく決まりやすいです。




FullSizeRender

全景。

ウルトラマンのファイティングポーズの最大の特徴といえば、やはり腰を落とした猫背でファイティングポーズを取るということ。

軟質によってそのポーズも取りやすく、安定感のあるポージングが可能です。




FullSizeRender

上から。




FullSizeRender

軽めのファイティングポーズ。

ゼットン戦とかこんな感じの構え。




FullSizeRender
FullSizeRender

大胸筋。

このポーズがなんなら一番初代マンでカッコいいポーズ説もあるかもなぁ。



IMG_5795

ウルトラキックのポーズ。

ダダにお見舞いしたのが印象強い。





IMG_5831

ウルトラマンティガと。

昭和と平成の第1号、ティガに客演した、劇場版ウルトラマンエックスに2人で客演、そしてオーブのスペシウムゼペリオンの素材となった2人……ということで何かとセットにされやすい2人でございます。

だから並ぶと非常に画になりますね。

親子ではないけどセブンとゼロのような実質初代マンと対応している関係がティガかなと。





IMG_5830

ボーナスパーツとして、ティガとの握手手首が付属。

これでティガ客演時に見せた握手が再現できます。

ただ、ACTのティガに付属していた握手手首のような一体化した仕様ではなく、両者別々に手首が付属していて、その手首同士が握手できるという仕様。

これもこれで悪くないです。




FullSizeRender



FullSizeRender



ロゴを使って飾ってみる。

やっぱりアクリルロゴは化けますよ。






IMG_5808
FullSizeRender

ウルトラスラッシュエフェクトが付属。

八つ裂き光輪とも言いますが、近年その名称が使われにくくなったのはやっぱり名前が物騒だからでしょうか。

旧版ではメフィラス星人に付属という地味にケチな仕様でしたが、今回はちゃんと本体に付属。

旧版がケチなだけだったので妥当。


FullSizeRender

ウルトラスラッシュ!

第16話でスペルゲン反射光を持ったバルタン星人を破るために初使用。

それからは度々使用され名実共にスペシウム光線に並ぶウルトラマンの代表的な技ですね。




FullSizeRender

FullSizeRender

そしてなんと!今回は手首と一体化した造形のものの他に、射出時も再現可能となっています。

ウルトラスラッシュエフェクトに台座を取り付けられる仕様。

パワータイプのデラシウム光流も手首と一体化したものと射出時が別々に付属していましたが、非常に嬉しい使用です。

これからもこういうのやってくれ。



FullSizeRender

ウルトラスラッシュエフェクトを支える台座は短いものも付属。

ウルトラスラッシュだけでACTの上位互換なの凄いや。






FullSizeRender

スペシウム光線。

腕を十字に組んで放つウルトラマンの必殺技。

日本人なら知らない人はいないであろう超有名な必殺技です。

前述した可動範囲の広さと引き出す間接により、クロスポーズが非常に取らせやすい。恐ろしいほどに簡単に組めます。


このピンと張った手首から放たれる破壊光線が印象的ですね。

ピンと張った手首と言えば、添える方の左手首にピンと張った平手首が付属しています。

これで尚のこと本物そっくりなウルトラマンのスペシウム光線ができる。


FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender

様々な角度から。



FullSizeRender

スペシウム光線!

というわけでスペシウム光線発射!

エフェクトも当然付属しているのでこのように完全再現できます。



IMG_5803
FullSizeRender

FullSizeRender

FullSizeRender
IMG_5829

こちらも様々な角度から撃たせて撮ってみます。

超有名な必殺技なだけに、ついつい色んな角度から撮ってしまいますね。

そしてやはり初代ウルトラマンのスペシウム光線といえば、ファイティングポーズ同様に腰を落とした猫背で放つのもまた印象的です。







FullSizeRender

リバウンド光線

いわゆるバリアーです。

こちらは今回の付属品ではありませんが、旧版のエフェクトを流用して。

旧版のエフェクトはPETシートにそれを支える台座なので非常に使いやすい。

これが付属しないことにより、今回は旧版の完全上位互換ではなくなっています。

旧版では何故かリバウンド光線エフェクトが付属してウルトラスラッシュエフェクトが付属しないというちょっとツッコミどころがある付属品。

むしろ今回のようにウルトラスラッシュエフェクトが付属してリバウンド光線がない方が自然でしょう。

当時はULTRA-ACTを切っての新スタートでしたから、とりあえず奇抜な付属品で目を引きたかったのかも。それにしてもウルトラスラッシュエフェクトはハブるなよと言いたいですが。




IMG_5815
このようにしゃがんで上から下へなぞるようにバリアーを展開します。

手首は親指をピンと立てた平手も付属しているので、それを使用して。




IMG_5816
FullSizeRender

様々な角度から。バリアー系は透明なので正面から覗くとすごく綺麗ですね。









FullSizeRender

IMG_5826

IMG_5819

IMG_5825
FullSizeRender

やはりリニューアルして楽しいのは、これまで出尽くした敵枠の方々とブンドドし直せること。

ウルトラフィギュアはACTの頃から敵枠の出来は良くなりがちなので、旧版対応とはいえ絡ませ直しても全く違和感がない。

というわけでACTバルタン星人二代目、ダダ、メフィラス星人、ゼットンと。

絡ませるのがすごく楽しい。

このうち、バルタン星人二代目とダダはBタイプと対決した敵ですが、まぁとりあえず。

出てないうえCタイプと対決した敵枠SHFなんてメフィラスとゼットンしか出てないので。

尚のことAタイプやBタイプ出ないかなぁ。









IMG_5834

光の国から。




IMG_5951

ウルトラマン登場。

仁王立ちさせるだけで本物っぽい。




IMG_5857

ファイティングポーズ。




IMG_5856

夜の街で。

かなり平成客演の初代マンを意識してます。





FullSizeRender
スペシウム光線をジオラマ上で撃たせてみたり。





IMG_5963

FullSizeRender
IMG_5953

ウルトラマン第33話「禁じられた言葉」より、ウルトラマン VS メフィラス星人。

このように旧版対応のSHFとも絡ませて遊ばせられるのも「出し直し」の魅力であります。




FullSizeRender
IMG_5908
IMG_5905
IMG_5909
IMG_5903
IMG_5906
IMG_5907

そしてやっぱりこれ!

ウルトラマン最終回『さらばウルトラマン』からウルトラマン VS ゼットンを再現。







IMG_5969
IMG_5970

ウルトラマンティガに客演。

ウルトラマンティガ第49話『ウルトラの星』です。

握手手首有効活用。







IMG_5858

以上、S.H.Figuarts(真骨彫製法) ウルトラマンでした。

基本的にはかなり良い。

スーツアクターの体型をスキャンして老若男女誰が手に取っても可能な限り多くの人間が満足できるくらいの完成度にはなっていると思います。

旧版はどうにも「とりあえず出してみました」感が強く(明確な不満というものも無かったのですが)、そういう意味で決定版らしいウルトラアーツの初代ウルトラマンはこれまで存在していないも同義でした。

しかし今回この真骨彫が出たことにより、これを明確に「決定版初代ウルトラマン」と言い張ることができるのが強い。

旧版に付属していなかったウルトラスラッシュまで付属していて、更にACT版でもなし得なかった「射出時」まで補完してくれてるのですから、付属品の充実という意味でも旧版を上回っている(リバウンド光線がオミットされましたが、基本的なウルトラマンの付属品としてはやはりこちらの方が)。

プレイバリュー、出来共に申し分無いと思います。







・・・・・が!

やはり自分はどうしても肩のジョイントが気になってしまいますね。


もう少し胸部パーツを大胆に造形さえしていれば、肩のジョイントを目立たせることなく綺麗に隠せたと思いますし。

動かす度にどうにも気になって仕方がないですし、ポージング初心者の方には言い方は悪いですが根本的なフォルムが崩れかねない問題かなとは。

「決定版」といっていいフィギュアだと思いますが、個人的にそこが気になりましたね。






ウルトラマンティガから続く真骨彫でしたが、概ね合格点ではないでしょうか。

個人的に出来が気になっていたゾフィーやセブンを早く真骨彫化してほしいですね。

LSS監修が入る前のウルトラアーツは初代マン、ゾフィー、セブン、オーブオリジンの4体なので、とりあえずこの4体は真骨彫化してほしいですね。


それでは!