さて、ウルトラマンティガ真骨彫製法シリーズ第2弾、ティガパワータイプのレビューです。

というかウルトラマンシリーズ全体で見ても第2弾。

FullSizeRender

パッケージ。


真骨彫特有の黒バックのパッケージです。

カッコいい。





FullSizeRender

付属品一覧


・ウルトラマンティガ パワータイプ本体

・デラシウム光球(球)エフェクト×1

・デラシウム光球エフェクト(A)×1

・デラシウム光球エフェクト(B)×1

・デラシウム光球エフェクト(C)×1

・デラシウム光球エフェクト(D)×1

・オプションハンド×10

・交換用カラータイマー(赤)×1

・魂STAGE用ジョイント×1

・支柱×1

・台座×1


盛り沢山の内容。マルチタイプがゼペリオン光線エフェクトしか付いてなかったことを思えば大盤振る舞い。

箇条書きにするとデラシウム光球エフェクトが特に目を引きますが、細かくパターン分けしていかなる状況時も再現できるようになっております。





FullSizeRender

「必ず勝って!・・・人として。」

ウルトラマンティガ パワータイプです。

「ティガ」の最大の特徴として、能力の異なる3タイプに形態を変化させることができるというもの。

これはウルトラマンシリーズでは初の事例で、後のシリーズや平成仮面ライダーシリーズにも影響を与えていきます。

基本形態のマルチタイプは赤と紫が体色に混同しており、赤統一カラーか紫統一カラーかでタイプチェンジを選択。

この「パワータイプ」は赤いボディになることでパワーを増強し、その名の通り肉弾戦で多用されました。

ウルトラマンの戦闘の真骨頂ともいえる肉弾戦を極めた姿かつ、体色も従来のウルトラマン同様赤が基調なので、かなり多用されました。

その先頭スタイルから王道な怪獣体型とのバトルが多かったのですが、根本的に出番が多く、スカイタイプ11回に対して21回という登場話数。全体的に扱いが恵まれてます。


そんなパワータイプが真骨彫化。てっきりタイプチェンジなのでプレバンかと思いきや、なんと一般。ティガ人気を信用しすぎな気もするけど嬉しいです。

そしてパワータイプのもう一つの大きな特徴ともいえる「スーツアクターの違い」。

ティガマルチタイプの時は一般的な「権藤俊介」氏のボディをスキャンしていたのですが、パワータイプはパワータイプ専門のスーツアクター「中村浩二」氏(マルチタイプでも中村氏の場合もありますが、とりあえず)のボディをスキャン。単なるマルチタイプのリペではないです。

尤も、ULTRA-ACTの旧版ですら体型を変えていたのでこだわりですらない当たり前の話ではあるのですが、今回の真骨彫は体型だけでないそういった「中の人の違い」も拘り抜いてます。


それでは見ていきましょう。


FullSizeRender

上半身。

中村さんのガッシリ体型を正確にスキャン。



FullSizeRender

ティガマルチタイプと。

体型の違う2つのフォーム・・・実質権藤氏と中村氏を並べてることになります。

ティガマルチタイプは同時に発売していた「再販版」となっています。プロテクターの擦れが起きないという、やっと安心して遊べる代物です。

是非ともパワータイプと同時購入しましょう。



FullSizeRender

前回のマルチタイプで相当騒がれたので、今回特に懸念されていたのは肩にかかる腕の可動。

関節を引き出すことができ、更にプロテクターもマルチ同様に曲がりはするのですが、マルチのように塗装剥げなどはなく一安心。

それどころかマルチより楽に腕を引き出せます。

可動が非常にスムーズ。

クリック関節なんてやめて正解でした。



IMG_4078
IMG_4082

マルチだと苦労する腕を組むポーズも楽々。



IMG_4083

実はマルチタイプで採用していた「クリック関節」をパワータイプでは廃止しておりまして、ギチギチと音を鳴らすことなくスムーズに腕が引き出せます。

本当に廃止してよかった。






IMG_4116

タイプチェンジ!パワータイプ!



FullSizeRender

どっしりと構えてるのが似合う。




FullSizeRender
IMG_4085

ファイティングポーズ。




FullSizeRender

腕を軽く開いた手首も付属します。




FullSizeRender
IMG_4088
FullSizeRender

重厚なアクションが楽々決まる。

本当に良く動いてくれて感動です。




FullSizeRender

カラータイマーが赤の状態でも。




IMG_4109

ゼペリオン光線!

スムーズに腕が引き出せるうえ、超楽々決まります。すごい。

実はガタノゾーア戦で使っているという。

ACT版にはエフェクトが付属していましたが、今回は付属せず。

まぁ欲しいかと言われるとなぁ。



FullSizeRender

デラシウム光流発射前ポーズ。





FullSizeRender

デラシウム光流の球体Verのエフェクトが右手首と一体化した状態で付属。

左手の開き手首で支えます。



IMG_4092
FullSizeRender

発射寸前の構えもこのとおり。





FullSizeRender

デラシウム光流ポーズ。

3タイプ全てで必殺技が違うのが面白い。


IMG_4095
IMG_4096

さまざまな角度から。





IMG_4101

デラシウム光流エフェクト。左から順にA~Dの合計4種類が付属し、これらのパーツを組み合わせることによって「デラシウム光流」を再現していきます。


FullSizeRender

AとBを組み合わせてとりあえずデラシウム光流。AとBを組み合わせるのはとりあえず必須。

更に「台座」も付属し、デラシウム光流を独立させて浮かせることが可能。





FullSizeRender

AとBの状態に「デラシウム光流C」を接続させて、発射直後の状態を。




FullSizeRender

デラシウム光流!

そして「デラシウム光流」のA,B,Cを組み合わせてティガと絡めてみるとこうなります。

パワータイプの最大必殺技。

数えたわけではないですがおそらく撃破数はゼぺリオン光線以下ランバルト光弾以上です。

今までのACTパワータイプの立体物はデラシウム光流が右手と一体型だったので、離れた状態での造形は初。

これにより距離を取らせた自由度の高いポージングが可能です。






IMG_4107

「デラシウム光流C」を取り外した状態。

着弾時イメージでしょうか。



IMG_4108

そして最後に「デラシウム光流D」をA,Bに接続したデラシウム光流。

いわゆる今までのACTのように手首と一体化したデラシウム光流です。

A,B,Cの組み合わせがあまりに自由度が高いのであまり使うことはないと思うのですが、今までのACT方式の撃ち方も一応できるよ、とのことで。



いずれにせよ、デラシウム光流A~Dのパーツに加えて台座を組み合わせることで、あらゆるパターンのデラシウム光流を再現可能です。

これは普通にすごいし、ACT版を軽々と超えてきてる。






FullSizeRender

ティガ2タイプで。

リペイントで出せるはずのスカイタイプが出ないのは、恐らく素体を新規で作り起こしてる説が濃厚だな・・・。





IMG_4118

アクリルロゴ「ウルトラマンティガ」と。

3タイプ早く揃えさせてくださいバンダイさん!!!!







IMG_4119
IMG_4120

やはり、パワータイプとなればゴルザと絡ませるのは必須。

王道の怪獣体系の奴らとブンドドさせまくりたいですね。






FullSizeRender

パワータイプは岩山地帯の印象が強い。勿論都市での戦いもあるのだけれど。




FullSizeRender

平成3部作特有のコンビナートみたいな都市部みたいな謎空間。ガゾートⅡとかビザーモとかこういうところだったな。







FullSizeRender
FullSizeRender

VSゴルザ。

第1話の再現にはなりますが、メルバが欲しいよぉ・・・。




IMG_4132

ウルトラヘッドクラッシャー!

怪獣を頭から地面に叩きつける技。所謂脳天割りです。

技名に「ウルトラ」って付くと一気に昭和シリーズっぽくなるね。











IMG_4137


以上、S.H.Figuarts ウルトラマンティガ パワータイプでした。


かの有名なマルチタイププロテクター擦れ問題をクリアしたうえに、そもそもプロテクターにほとんど干渉しないという優れものの逸品。

改善したどころか更に高い目標をクリアできたと言えます。

いや、これは満足度高い。

本体も素晴らしいですが、私的にはデラシウム光流エフェクトが組み立て方により様々なシチュエーションを再現できる点に感動しました。

溜め状態の球体、発射時、光線状態、着弾時全てを再現できるのは凄い。


これは明確にACT版に対して優位に立てるポイントだと思います。ACT版は発射時しか再現できなかったのでね。




本体もスムーズに動くうえにエフェクトへのこだわりが凄い。現時点では今年のウルトラアーツ最高傑作候補です。


いや本当に進化を感じた。

7月の真骨彫初代ウルトラマンにも期待します。




それでは!